▼ 最近は何を見聞きしても、「ひと(人)」についての考えます。それこそ大河ドラマを見ても、ネット掲示板を読んでも、友達と話していても、ラジオを聞いていても。
▼ Yahoo!ニュースを読んでいたら、2つの企業についての記事が隣り合って載っていました。クックパッドとセコム。両方ともビジネスの価値組みとつい最近までメディアでもてはやされていたのに、創業家と招聘したプロ経営者の意見不一致という名誉ではないことで騒がれています。
▼ 先日読んだケーススタディはカルビーの成功でした。ジョンソン&ジョンソンからいらしたプロ経営者が無駄を省いて業績も株価も顧客支持もあげたというケース。
▼ でも、好業績は手元流動性となってB/Sを膨らませる一方で、それはペプシと組んだことと日本国内市場で圧倒的シェアを持つが故に再投資先が見つからない証左ではないかという指摘。また「予想業績に達成しなかったから役員賞与半分」というやり方は株主を喜ばせても、働いている人を喜ばせるのだろうかという疑問も呈されていました。
▼ 三菱自動車のこと、羽田空港で手抜き工事をしてしまった建設会社のこと、東京都知事のこと、有名タレントの不倫とそれに対する猛烈なバッシング、エトセトラエトセトラ….。コンプライアンスとガバナンスの時代と叫ばれれば叫ばれるほど、何故か日本がとても堅苦しくて窮屈な劣化した世界になってしまっているような気がするこの半年です。
▼ タイトルは「ザ・ブルーハーツ」というバンドの代表曲の曲名です。見た目はパンクバンドだけど、その風貌とは相反する「ひとにやさしく」というタイトル。どんな時でも彼らは「ガンバレ!」と歌ってくれるそうです。寛容という言葉を忘れつつある私たちに何か気づきをくれるような気がします。
▼ そんなわけで何度めかの風待食堂の再オープンです
- 保有価値から使用価値へ、耐久消費財から唯の消費財へ
- あとからいうな