▼ やっと子供受験と業務バタバタが終わりました。
▼ どの業種も新年度を前にして人事異動の発表が盛んです。喜び、悲しみ、妬み、諦め…色々な感情が渦巻いています。
▼ 中でも多いのは「あいつは専務のお気に入りだから」とか「彼女は偉くなりますよ、社長派だから」などと、いわゆる派閥や一緒の部署で働いていたからというコネクションに関する恨み節が多い。
▼ しかし、誰に仕事を任せるかは組織の命運を決める重要な決断。その選択において、「同じ釜のメシを食ったことがある」という信頼性を選ぶのは当然なのかもしれません。人と人の信頼関係は、接触時間に比例するものですから。
▼ 各社の人事異動を見ていて、僕が興味を持つのは違和感ある人がポジションについた時。例えば業者さんから凄く評判が悪い人とか、社内で上には米つきバッタと言われている人とか、etc。。。普通、登用しない人をポジションに付ける時は、何か経営者に腹がありますね。例えば毒も少量ならば刺激薬になるとか、中間管理職から経営職に変わると力を発揮するとか、その逆とか…。
▼ 「会社」をひっくり返すと「社会」になるわけで、「社会学」は「会社学」なんだろうと考えると、実は人事異動に伴う悲喜こもごもは、ものすごく人間心理の科学的な側面を示しているのかも知れません。