▼ 依然、全国巡業中で、三週目。その中で衆院選の自公300議席報道が出て、円ドルはあっという間に121円を超え、日経225平均は18000円となった。こうなると出てくるのが、方向性への見方がばらつくこと。
▼ これは行き過ぎ、選挙結果が出る来週には円高、株安になるだろうというのが弱気派。一方、流れは変わらず、円ドルは130円、日経平均23000円まで行くという強気派。相場感のない佐々木には分かりませんが。
▼ ただ、明らかなのは円安は原価とそれに伴い小売のPB値入れ率は落ち、ディスカウント色が強い業態や企業は苦しくなるのではないかとの見方。ある意味では、厳しい値引き要請を封じるのに製造業や中間流通には追い風の環境とも言える。彼らは注視している。
▼ その一方で出店計画の下方修正は、店舗数ベースだが競合の一時緩和を予想させる。
▼ わからないことを想定して、リスクシナリオを複数用意して、経営方針の選択肢を増やしすぎるよりは、じっと見つめたほうが今は得策。そんな気がします。