▼ 師走になって流行語大賞が発表された。対象は「ダメよ、ダメダメ〜」というアレで、やはり年間の後半に流行った言葉が得という法則は変わらず。
▼ そんな中で根強い人気はディズニーアニメ「アナと雪の情報」主題歌から「ありのままに」。考えてみれば、”Let it go”という原題は、名曲”Let it be”を思い起こさせる。どんなしんどい不幸にあっても笑っているという日本で育った人間の世界観にぴったりだからだろうか。
▼ 一方で、「ありのままに」なれないからこそ、そうありたいと願う心がこれらが心を引くのかもしれない。
▼ 今晩の飲み会では、そんな話で盛り上がった。いわゆる「自己受容」。
▼ そういえば、五木寛之さんの「他力」という本を思い出した。「他力本願」とはネガティブなワードではないという。「諸行無常」もそう。生々流転、万物は変わり、存在するものは必ず消え、生きるものは必ず死ぬ運命にある。
▼ 一方で、毎日新しい命や発見は続き、多くの場合、それは世界を進歩させる。◼︎12.02の内容の繰り返しとなってしまったけど、なかなかに日本の思想はしぶとくていいものですねぇ。