▼ 決算説明会シーズン真っ最中。タイトルはある三社が目指すもの。
▼ 意味は無印良品。ブランドを超えた、存在意義そのものになりたいと語る経営トップの話は震えが来るほど感動的。
▼ 消費、なかんづく大量消費について考え直したのがプライベートブランドだった無印良品。無印良品は日本を豊かにもし、荒廃させた大量消費のアンチテーゼであることを思うと、その遺伝子は失われてない。
▼ 高質はセブンアンドアイ。株式投資で勝つ絶対方法はないが、あえて近いのはフライ トゥ クオリティ、質への回帰。質は量を凌駕すると語るトップの言葉を証明するのは紛れもない今回の決算。
▼ しばしば、セブンアンドアイの対極と言われるイオンが語ったのは低価格。しかし、それは安かろう悪かろうではない。年収200万円稼ぐことさえ難しくなり、ヒトを使い捨てるこの国の国民を救うのは、より低い所得でも食べていける商品を売ること。
▼ そうすると、何の事は無い。未来を見失いつつある日本という国をどういう視点から支えようとしているかの違いがあるだけだ。そう考えるとなかなか痛快。