▼ 最近、買い物をしていて考え無くなくなったことがある。付与ポイントだ。以前はどのクレジットカードを使った方がここではポイントが付くとか、XXポイントカードを持っているとポイントが付くとか考えて、財布にごっそりカードを入れていた。しかし、ネットで買い物するときも、対面で買い物するときもいつの間にかポイントのことを考え無くなってしまった。何でだろう。
▼ 一つ目の理由は、物理的に邪魔だということ。確かにスマホにポイントカードを入れることが出来るサービスは結構あるんだけど、このポイントアプリ、アップデートされるとIDやパスワードを記憶しておいてくれず、「あれ、このXXポイントアプリのID,パスワードなんだっけ?」とレジ前で慌てふためることが結構多い。
▼ 二つ目の理由は、ポイントの乗り入れがあまりに多くなったこと。特にクレジットカードはそうだ。僕は百貨店系のAカード、GMS系のBカード、携帯電話系のCカードの三種類を使っている。もちろん、カードごとにポイントが付くお店やサービス、ポイント付与率は違っているので、最初の頃は使い分けていた。
▼ ところが、ある日ふと気づいたのは、三枚のカードのポイントがいくつかのポイントに集約できること。とすれば、どのカードで買い物してもそのポイントに集約すればいいわけで、あとは三枚のカードの締め日が違うという理由以外に使い分けをする必要がなくなってしまった。
▼ ポイントは顧客の囲い込み=LTV極大化の手段として使うわけだが、別のクレジットカードやポイントカードからもあるポイントに転換出来るならば、乗り換えに躊躇しない。むしろ、経済合理性を考えれば年会費無料でポイント還元率が高いという、日経トレンディで特集してくれるようなクレジットカードを一枚持っている方がイイ。最近ではクレジットカード精算は少額でもやってくれるわけだし(コンビニやスーパーのレジは便利になったなあ)。
▼ とすれば今後最強のポイント転換先は「マイナポイント」だろうなぁ。面倒くさがり屋の僕はマイナンバーカードは作成していないけど、もしマイナカードに転換して貰えるならば、その還元率が最も高いクレジットカード一枚にするだろう。SaaS企業とか、みんなLTV、LTVと叫んでいるけど、結局は良いサービスがあれば乗り換えるわけで、LTVなんて幻想なんじゃないかなあと消費者としては思うのだけど。