▼ 「あ、これ、コラムのネタに使えるな」と思ってとっておいた記事が、メールボックスの隅にほこりをかぶって二ヶ月。読み返すと、ああ、もう使えねえやと思うことが多い。いかん、真面目にブログとかコラムは書くクセをつけなければいけませんね。
▼ そんな中の一つが日経ビジネスオンラインの「外食・小売・観光 我慢重ねた2年、リベンジ消費に火」という2021/12/13の記事だ。( https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00402/120900001/
)。何回かのシリーズで掲載記事はこんな感じだ。
▼ うーん、感染爆発している今読むと、ちょっと遠い世界のような感じがする。ここで紹介した回では「(レストラン予約で)好調なのは『松』コース」、「店舗移転・閉鎖からの復活」、「高島屋では布陣コート類の売上高が2019年の水準を大幅に上回っている」、「外出意欲の高まりを反映」、「京都高級ホテル、平日でも満室」、「居酒屋から専門店へシフト」などの小見出しや写真が上がっている。
▼ 現在のまん延防止等重点措置が解除されれば、またこの世界には戻るんだろう。そして僕もまたのみ狂うのだろう。でもなぁ、なんだかなぁ、とこの一ヶ月以上前の記事を読むとちょっとシラケている自分がいることも事実だ。そりゃ、さすがに二年間のお籠もり生活で、どこかに出掛けたいし、高校の悪友達とも故郷で会いたいとは思う。だが、なんとなく梯子をはずされた感じもあるのが事実だ。
▼ 一方で、社会環境は明らかに悪化に向かっている。米国vs中国、ロシアvs西ヨーロッパ&米国、そして東アジア情勢などの地政学的な観点。国内に目を転ずれば、ただでさえ少子高齢化で労働力人口が減少する中、若者の育成をしないオジサンとオバサンが経済や社会をわがものにすることで、若者は大変な苦労をしている。東京のマンション平均価格7,000万円って何なんだ?。誰が買うのよ。資産家の節税対策なんですというけど、そんなもの、理屈をつけたってバブルに決まっている。ほら言うじゃないか、「バブルは弾けたあとに、それだと気づく」。平成バブル入社組で辛酸を何度もなめさせられたわたしは騙されんよ。
▼ とはいえ、やはり人にあって、馬鹿話をして、珈琲なんぞ飲み、また会おうね~と手を振る人間の生活慣習は数億年続いているわけだから、リベンジ消費はどこかでくるのか。うん、来て欲しいね。