・ 最近、気付きを受けた機会。50代半ばの知人との飲み会×4回、書籍「般若心経を読む」、「ヒッグス粒子」、「一九七二~はじまりのおわり、おわりのはじまり~」、NHK-BSの世界のドキュメンタリー「えん罪はなぜおきたか」「ホットコーヒー裁判」。

・ 右は左で、左は右です。掌の表と裏はあるけれど、手を合わせてしまえばどちらも表でどちらも裏です。色即是空空即是色。0と1で形成されているデジタルワールド。人は自分の経験しかわからないから、自分を信じるしかないけれど、常に自分を疑わなければいけません。禍転じて福を為す、禍福はあざなえる縄のごとし。動物園のサルを見ているつもりの人間は、サルから見れば檻に入っている哀れな動物。すべてには真逆の見方があるけど、どちらも正しくて、どちらも間違っている。

・ 成功した経営者はしばしば宗教的な考え方に強い興味を持つ。戦後、宗教と軍隊がタブーになった我が国では宗教に距離を置くクセがついているけれど、有能な経営者は右が左で左が右でと悩み続けているうちに、表裏一体・色即是空の境地に達する。だから経営は宗教と似ているし、宗教は哲学と当然似ているし、それらは科学に似ている。科学、宗教、哲学、そして経営学・組織論は同じ根っこに立脚している。

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