・ もう一年なのか、まだ一年なのか。2012年3月11日が来た。
・ この一週間、テレビでは毎日特集づくし。忘れないことは重要だけど、まだ心理的ショックから立ち直っていない人たちも居るのに何度も何度も津波やら、地震の映像を流すのは、実は視聴率稼ぎで面白がっているんじゃないかと勘ぐりたくもなる。
・ 追悼のコンサートも、特集番組結構だが、一番重要なのは、あの重要な意志決定をする際に何をどう間違えて、それはどう直していくべきなのか。その時に、彼らだけの責任ではないことはわかっていても、やはり責任者であった人が頭を下げて、しかるべき責任をとるという作業がいるんじゃないかしらん。そうでなけりゃ、結局グダグダで、結果の因果関係分析もせずに、つまらぬタブーだけが残るという世界になるんじゃないか。それは戦後日本の最大の悪弊であるし、もうやめようよ。
・ 一方で、多くの漁師さんや水産加工業、商業の人たちが一から仕事を再開しているというニュース。凄い、素晴らしい。人間ってしぶといなぁ、勿論いい意味で。生きている人はやはり生き抜いていくこと自体が価値だし、多くの犠牲になった人たちへの何よりの供養なんじゃないかなぁと。