季節は春ということで油断していたのでしょうか、木曜日の夜から咳が止まりません。インフルエンザやら風邪ではないことは、咳以外の症状がないことからわかっているのですが、この咳がなんともしつこい。
咳というやつ、前にも書きましたが、体力を異常に使います。この週末はひたすらベッドでのびておりました。そんなわけで、今日は私の大好きな曲を、豪華!youtbeの映像へのリンク付きでお送りいたしたく思います。よく深夜放送で、話すネタがなくなったときに曲を流すのと同じです(苦笑)。どうぞ、お許しください。
ただ一曲、一曲はなかなかに名曲揃いです。特に「心がしんどい」時にお聞きいただければと存じます。うまく言えませんが、放浪をこよなく愛した松尾芭蕉先生の遺伝子は着実に我々の中にあるのかもしれません。
《 春のからっ風邪 by泉谷しげる 》
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http://www.youtube.com/watch?v=SLRNxLcdSwk
1.
春だというのに
北風にあおられ
街の声にせき立てられ
彼らにあわないから
追いまくられ
さすらう気はサラサラないのに….
誰が呼ぶ声にこたえるものか
望む気持ちと裏腹
今はただ
すきま風を手で押さえ
今日の生き恥をかく
2.
何でもやります
ぜいたくは言いません
頭を下げ
詫びを入れる
すがる気持ち
仕事をもらい
今度こそはまじめにやるんだ
誰が呼ぶ声にこたえるものか
望む気持ちと裏腹
今はただ
すきま風を手で押さえ
今日の生き恥をかく
3.
言葉が
足りないばかりに
相手に自分を伝えられず
わかってくれない
周りを恨み
自分は正しいと逃げ出す
誰が呼ぶ声にこたえるものか
望む気持ちと裏腹
今はただ
すきま風を手で押さえ
今日の生き恥をかく
※佐々木より: 生きるというのは恥をかき続けることなんですね。
《 春夏秋冬 by泉谷しげる 》
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http://www.youtube.com/watch?v=ckhTGPx8QHE&feature=related
1.
季節のない街に生まれ
風邪のない丘に育ち
夢のない家を出て
愛のない人に会う
人のためによかれと思い
西から東へ かけずり回る
やっとみつけたやさしさは
いともたやすく萎びた
春を眺める余裕もなく
夏を乗り切る力もなく
秋の枯れ葉に身を包み
冬に骨身をさらけ出す
今日ですべてが終わるさ
今日ですべてが変わる
今日ですべてが報われる
今日ですべてが始まるさ
季節のない街に生まれ
風のない丘に育ち
夢のない家を出て
愛のない人に会う
となりを横目でのぞき
自分の道を確かめる
またひとつずるくなった
当分照れ笑いが続く
汚いところですが
ひまがあったらよってみてください
ほんのついででいいんです
一度よってみてください
今日ですべてが終わるさ
今日ですべてが変わる
今日ですべてが報われる
今日ですべてが始まるさ
※佐々木より: 「西から東へかけずり回る」優しさは誰にも理解できず、萎びてしまうのですね。
《 生活の柄 by髙田渡》
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http://www.youtube.com/watch?v=sheSmY-X8vA&feature=related
1.
歩き疲れては
夜空と陸との隙間にもぐり込んで
草に埋もれては寝たのです
ところ構わず寝たのです
歩き疲れては
草に埋もれて寝たのです
歩き疲れ寝たのですが
眠れないのです
2.
この頃は眠れない
陸(おか)をひいては眠れない
夜空の下では眠れない
揺り起こされては眠れない
歩き疲れては
草に埋もれて寝たのです
歩き疲れ寝たのですが
眠れないのです
3.
そんな僕の生活の柄が
夏向きなのでしょうか
寝たかと思うと
寝たかと思うと
またも冷気にからかわれて
秋は秋からは
浮浪者のままでは眠れない
秋は秋からは
浮浪者のままでは眠れない
4.
歩き疲れては
夜空と陸との隙間にもぐり込んで
草に埋もれては寝たのです
ところ構わず寝たのです
歩き疲れては
草に埋もれて寝たのです
歩き疲れ寝たのですが
眠れないのです
※佐々木より: 浮浪者がかぶるものもなく野宿することを「夜空と陸の間にもぐり込む」と表現しする山之口漠さんの歌詞が、とても素敵です。