ずいぶん前からひどい風邪をひいているとのことである。
何でも休みたいのは明日だけでは無く今週いっぱい、ことによるともっと休みたいと言う事である。
理由を問いただしたところ、来月にマラソン大会があるそうで万全の体調で出場したいと言う。
そして驚いたことに今も少しずつ、近所を走っているそうである。
私は得体のしれない感情がこみ上げるのを抑えて返事をした。
「わかった。君の考えは良く分かった。お前、もう明日と言わずずっと会社来なくていいよ。マラソン頑張ってな」
もうお分かりかと思うのですが部下は日本の事で、マラソン大会はオリンピックの事。そして近所を走っているというのは・・・。
みなさんなら部下に何んと言いますか?
(2021年4月29日)
東京オリンピックを取り巻く状況を見ていると、巧妙に誰が得をして、誰が損をする仕組みになっているか作り込まれていたんだなと思います。
小田嶋隆さんが日経ビジネスにコラムを書いていて、しばしば面白いことを題材にしていらっしゃるのですが、この回は特に面白かったです。有料会員じゃないので全部読めないんですが、読める範疇で随分と面白かった。下記、引用します。
【彼女が中止のホイッスルを吹く日(2021.4.16)】
つい2日ほど前にも、高校時代からの友人と電話をしている時に、そんな話になった。
「お国は本気でオリンピックをやるつもりなんだろうか」と私が水を向けると、そいつは「オレのいやな予感の話をするか?」と言った。
「なんだそれ?」という反問に答える形で彼が持ち出してきた話は、なるほど、なかなか興味深い見立てだった。
電話を切った後、私は、ひとりでニヤニヤしているのももったいないと思って、その彼のいやな予感の話をツイッターに書き込んだ。
以下がそれだ。
《古い知り合いが面白い見立てを語ってくれた。
1.いくつかの国や競技団体が五輪への不参加を言い出す
2.小池百合子都知事が突然五輪の中止を宣言
3.ついでにIOCとの契約の詳細(どうせ守銭奴契約)を暴露
4.右も左も小池百合子バンザイ状態
5.責任を取って都知事を辞任とか言い出す
(続く)午後7:59 – 2021年4月13日》
《6.でもって衆院選に打って出る
7.もちろん小池新党を結成。しかも維新あたりと握手
8.当然、菅さんの選挙区から出馬する
9.どうせ大勝利
10.日本初の女性宰相へ……とか
11.ありそうだよね。とにかく度胸だけは日本一なわけだから
12.いやだなあ
ほんとにいやだなあ。ありそうで。
以下、佐々木コメント:うん、本当にそういうことになりそうな気がしますねえ。
5.あたりから小池さんの画像が見えてきました(笑)
いろいろな意見があると思いますが、先日スポーツ関係者、指導者が仰っていたのは、「子どもにオリンピックを見せてやれたらな・・・」ということでした。本物を見るチャンス。本物を見るから憧れ、スポーツと知り合うチャンスとなると。時差で録画しか見られないオリンピックと、今この国で同じ時間に選手が挑んでいるというのは、きっと伝わるものが違うはずだと。
そんなの、二の次さんのつぎと言われてしまいそうな意見ですが、自分が札幌五輪を生で見たときの感動は、いまだに深くのこっっています。大舞台でやり抜くということ、緊張やプレッシャーがどんなものか覗き見た気がします。そして世界の中の日本というものの見方も。生命関わらないことですが、だからと言って、とるに足らないこととも言えないのかもしれません。
オリパラの今の時代であれば、チャレンジすることを練習する手段としてスポーツがあるのかもしれませんね。子どもたちが大人になって、人生で大小のチャレンジをする前に、その練習として取り組むスポーツ。
そんなことを思うと、やって欲しい気持ちが勝ってきてしまいます・・・。
いおりさん、コメントありがとうございます🎵お話を読んで以下のオリンピック憲章を思い出しました。
>オリンピック憲章より
スポーツをすることは人権の1つである。すべての個人はいかなる種類の差別も受けることなく、オリンピック精神に基づき、スポーツをする機会を与えられなければならない。
どうも今回の東京オリンピックは上記のような気持ちを最初から持って無かったような。
結果様々な問題が次々起こり今日のような事に至った気がしました。
なるほどそうですね。
そうか!そうなんだー!
竹垣さん、本質が捉えられていないと、こうした結論になるんですね。
ありがとうございます。
かく言う私も1980年のモスクワオリンピックの時はレスリング部でからっきし弱かったのですがそこは棚に上げて西側諸国のボイコットに腹を立ててました。(笑)